人造湖でテスト撮影

いつもの人造湖へ行って、シグマのAFユニットを使って撮影しました。

(テレプラス300DGXのレンズを組込み済み)

 

水を飲みに来たシジュウカラ。クチバシに水滴が付いている。

 

もう一羽、やってきました。場所を横取り。

 

メジロ

 

遠くに初めて、見る鳥を発見!。後で調べたら、ベニマシコのメスらしい。

 

シグマの100〜300ズームを改造したAFユニットは、スターゲイズのシンプルレデューサー0.7xのレンズを合焦用に使い、マウント部に1.4倍のテレプラスPro300DGXのレンズユニットを取り付けた。

軽いし、結構いい感じかも。

 

 

 

AFユニットの作り方(その4)

銀色のネジ3箇所と部品を入れて、内側のユニットを組立てる。分解前の印がキッチリ一致しないとダメ。一致するまで何度でも、やり直すこと。

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外側のユニットも印を合わせる。

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外側のユニットをかぶせて、黒い3本のネジで固定する。さらにプリント基板をネジで固定する。f:id:torimi-river:20210123152721j:plain

 

あとは、分解時の逆の手順で組み立てる。ズームリングを取付け時に側面の玉を忘れないこと。マウント部の絞り用の細長い板状の部品は、いらないので外すこと。

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あとは、Borgにとりつけるための72mmの保護リングを接着する。滑り留めの凸凹が邪魔なので、紙やすりで削る。保護リングの芯だしは、いつもメタルフードとステップアップリングとステップダウンリングとオスオスリングとメスメスリングの組み合わせで行った。

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AF用のレンズは、杉藤のφ30mm、焦点距離500mmを内側に落とし込んである。

 

Borgへの取付は、67mmメタルフードと69-67mmステップダウンリング。

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フィールドテストで、ミソサザイを撮影。

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それにしても、AF範囲が狭いな。ズームリングの併用が必須。今一つの冴えないAFユニットだ。

近いうちに、リアコンのレンズでも内蔵してみるかな。

AFユニットの作り方(その3)

前回(その2)の続き

プリント基板を固定しているネジを外した状態。

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分解の前準備で組立て時の位置がわかるように印をつける。ズームやピント合わせ時に筒が回転しないので、印は付けやすい。

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ズームを最短(100mm)の位置にして、側面のネジと部品を外す。

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3本のネジを外し、外側全体を上に持ち上げると、内側と外側のユニットに分解できる。

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内側のユニットは、さらに分解・組み立てに備えて印を付ける。

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一番外側の筒は、回転させると抜ける。

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抜けたら、内側の筒のネジの1箇所に目印をつける。

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ズーム位置での動きを確認し、目印を付ける。銀色のネジ(3本)を外して内部のローラーみたいな部品を外します。これで外側の筒が取り外せる。銀色のネジは、かたく締まっているので、ネジの頭を潰さないように注意すること。私は、1箇所ダメにして、この分解にものすごく時間がかかった。銀色のネジとその内側の部品は、組立て時に使う。

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ここまでくると、絞りユニットと内部のレンズを固定しているネジ(ローラー部)がわかるので、これらを外す(写真撮るのを忘れた。分解の写真のみ)。絞りユニットと内部レンズは使わないので、ゴミ。固定していたローラーとネジもゴミ。

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内面反射を抑えるため、Borgの植毛紙を内側に入れる。普通紙で型紙を作って採寸したほうが、大きさの間違い少ない。

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分解は、ここで終了。後は組み立てのみ。

AFユニットの作り方(その2)

その1の続きです。

マンウト側をよく観察する。絞りを駆動するバーの近くにある樹脂製部品が側面より2本で固定されていることを確認。

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小さいネジ2本を外せば樹脂部品はマウント側に抜ける。(ドライバーは、000番や00番を用意したほうが作業が楽。セット品の安物だと先端とネジ穴がダメになるので、要注意)。外した部品とネジ2本、これらは再度使います。

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マウント側の銀色の金属部品を外す。固定ネジは3本。このレンズは、この3本のネジで多くの部品を固定しているので、銀色の部品を外す時は、側面の黒い箇所を抑えて、全分解しないように注意する。

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マウント部の金属部品を外した状態部品。接触用品(金色7本)が一体となっているので、再組み立てが楽なタイプ。チョット嬉しい。ピント駆動用のギアが上に抜けるので、サクッと外す。白い樹脂の下にある小さい黒いネジ2本をとりあえず外した(ここで外さなくても良いかも)。この状態で一番外側の黒いリング状の部品(絞り用のリング)を上に抜いて外す。

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外した絞りリング。本体側に小さな玉があるので、外しておく。絞りリングのクリック感を出している玉です。

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絞りリングを外したレンズ本体側。次は、黒い部品を外す。これは上に持ち上げれば外れる。7本ピンのケーブルに注意。

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外したレンズと部品。

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とりあえずここまで分解した。

AFユニットの作り方(その1)

シグマの100〜300mmズームレンズを入手したので、玉抜きしてBorg用のAFユニットを作りました。難易度が高いです。必ずしも改造が上手くできるとは限らないので、挑戦する人はそれなりの覚悟が必要です。

素材は、シグマのコイツ。以前に分解したものとチョット違うけど、何とかなるでしょう。

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ズームリングのラバーを外す。

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テープを外して、ズーム位置検出用のブラシを確認し、ズーム位置とブラシの接触パターンを把握する。これは、実際のレンズが100mmの位置であっても、300mmの位置情報がカメラに伝わるようにするために、確認する必要がある。

対物レンズ側の一番端が基準で、マウント側とブラシで短絡するパターンでズーム位置を検出している。300mmの時は、左から2番目が短絡していない状態。

私は、導電性接着剤でパターンを短絡し、常時300mmの情報がカメラに伝わるようにしている。

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レンズの分解は、対物側から始める。とくに外すためのネジや溝は無いようだ。リング状の100−300mmと書いてある部分が、シールだと思われるので無理やり剥がす。

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剥がすと、小さな穴があることに気がつきます。

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秘密兵器の蟹目レンチが必要になります。これが無いと分解不可だと思う。(レンズ分解マニアの必需品)

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小さな穴にレンチの先を挿して、半時計周りに回転させれば、対物レンズが外せます。外したレンズとスペーサーは、AFユニットでは使わないのでゴミです。

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対物レンズを外した状態。見たところ対物側からは、これ以上は分解できないようである。

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内部のレンズの構造や絞りの構造を見たが、う〜〜〜ん、内部が狭いね。こりゃ絞りも撤去だな。総バラシが必要だ。面倒くさい。はぁ〜〜〜。

 

 

2021年のスタート

2021年も暇を見つけて、野鳥撮影を続けます。

人造湖へ出かけましたが、期待していたジョウビタキは見つけることができませんでした。見つけた野鳥は、カケスのみ。

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あせらず、ゆる〜〜い野鳥撮影を続けます。